どうモメンです。経理職をしております。
大手監査法人の監査を受けたことがあります。
これが実際のbig4の監査法人の会計士のリアルなイメージだ!!!
あぁそうそう、こんな感じ。と思ってくれる方がいれば幸いです
(ちなみに、こういうメガネをかけているのは、シニア)
悪玉なのか善玉なのか、見た目にはまったく分かりませんねぇ。
会計士が何人か来られて、お仕事の様子を間近で見ることができました。
その時に感じた会計士の仕事の風景を見ていて印象的だったことの一つが、「お道具箱」に入っていた文房具の品々ですね。
道具はあまり年期が入ってる感じではなく、全部綺麗なんですが、使いたい文房具がすぐ手に届くところに一通りあって、必要な時には惜しみなく使うという感じです。キングジムのパイプファイルから、仕切りカード、インデックスシール、パンチに、パンチ穴を補強するパッチシールまで、面白いぐらい沢山、出てきます。わりとどれも使いこなしている感じでした。
それでいて机の上は常に綺麗で、どれだけ大量の書類を机の上に広げていても、ぐちゃぐちゃにはならないのです。
会計士になる人は公認会計士試験という難関資格に合格しているので、受験勉強の過程で大量の書類整理をこなしてきたでしょうから文房具の扱いについては「訓練された」レベルではなく、会計士試験に合格した時点ですでに「マスター」しているわけです。
これが中小企業になると、まず会社から文房具を惜しみなく与えられることがありませんから。穴あけパンチやハサミ、ハンコのスタンパーなどが一人につき1式あるということがないわけです。「自分だけが使いたい」文房具は、自腹で買ったり、家から私物を持ってこないといけないレベル・・・。電卓さえ私物。そんな環境ですから正しい文房具の使い方など、誰も懇切丁寧に教えてはくれません。
そんなわけで会計士の方々が文房具を自分の使いやすいように惜しみなく使っている様子が私モメンにはとても印象的でした。
ちなみに会計士の方が個人的に使っているペンケースとしては、かなりの確率で、「立てて使えるペンケース」をみなさん使っておられましたね。
上で出てきた「お道具箱」に入っている文房具は、監査業務の時だけ使う「共用の」仕事道具なのかもしれませんが、この「立てて使えるペンケース」に関しては、会計士の方が個人的に使っているいわば「私物」です。
やはり自分だけの文房具は常に持っておきたいもので、監査のような仕事であればなおさら、スタンドペンケースを持ち歩いているのがデフォなのでしょう。
私も社会人になる前は、文房具にはそこそこ凝っていたのですが、経理として働くようになってからは、そういうものからやけに遠ざかっており、なんだかそういうのを見ていると、ふと羨ましくなってしまったりします。
とはいえ、たとえ仕事で文房具をあまり使わなかったとしても、プライベートでは、投資情報やブログのネタ探しなど常に「情報整理」が求められる趣味を持っているわけですから、たまにはロフトなどにいってこだわりの文房具を見てこようと思います。
私は経理としては監査を受けた当時まだ経験が浅かったのですが、ここらへんの風景を間近に見て、会計士の仕事の雰囲気は充分掴めました。
とはいえ、ずいぶんいぢめられましたがね・・・
会計士は経理をいぢめるのが仕事ですからね。ええ。
それから、「この仕事って感謝される仕事じゃないんですよ」と最後にボソッ言われました。
確かに、重箱の隅を突かれるように荒探しをされた挙句に、決算を巡って大幅な下方修正の必要を迫られた上に目が飛び出るほど高い監査報酬を支払わなければならない監査って一体何なんだ・・・と思ってしまったことは秘密です。
それでも「これも良い経験になったろう」的な捨て台詞を言われ、こちらは「ありがとうございましたーっ!!」と最敬礼で謝辞を述べ、体育会系に生まれ変わった気分で監査を終えたのでした。時計は夜の10時前でした。会計士はその後ホテルに戻って別のクライアントの仕事の続きをされるとのことでした・・・