どうモメンです。
支払手形を発行する時、期日のハンコを押し忘れて送付してしまったことがありました。
もちろん電話がかかってきますが、「こちらで押しておきましょうか?」と親切にも打診され、「すみません、お願いできますでしょうか」とヒソヒソ声で、お願いして事なきを得ました。
手形のサイトは見積もりなどの段階で決まり、請求書に書かれていることもありますが、口約束的なもので決まるものも多いです。
支払い条件や手形のサイトを相談したい時、営業担当を介さず、経理担当者が、直接こちらの経理に電話をかけてくれた方が絶対に話が早いだろうなと思います。
経理の人は大概おおらかなので、仕入先が困っていたら「なんとかしてあげたい、サイトを短くしてあげよう」的な感じであっさり応じてくれるところも多いです。
これが営業を通すと、ただではウンと言えない、最低でも条件はこちらと同じでないとダメ、というような話になったりして、なかなか話が進まなかったりして気の毒になるほどです。
これは逆の立場で、仕入先に多額の支払いを先にしなければならないケースがあって、あまりにも金額が高額なので、これほどの金額だとさすがに、得意先に掛け合ってせめて少しでもいいから早く入金してほしいな、というようなケースがあった場合でも、営業担当者にそんな話を振ると「いや、お願いできる立場じゃないから。お金が先に欲しいなんて、ウチの事情でってことでしょ?そんなの通用しないよ」と一蹴されてしまうことがありました。
いやいや、そんな問題ではないのに・・・、とつい思ってしまいますが、営業同士のやりとりというのは何においても「パワーバランス」の関係が独り歩きしてしまって背に腹は替えられない的な事情さえも無碍にされてしまうのは納得できません。経理同士ならこんな面倒くさいやり取りは無くて済むのに、とつい思ってしまいますが、社内パワーバランスがありますから・・・
愚痴になってしまいましたが、でんさいネットで払った先から「あのー聞いてた期日と違うようなんですが・・・」と電話がかかってきたことがあります。
社内で調べても支払サイトを取り決めしたような文書はその時は見つかりませんでしたが、「どうもすみませんでした、対応方法を検討しまして連絡します」と電話を切りました。手形の期日を間違ったら大事なのですが、自分のミスではなかったようなのでそこだけ安心しました。
それから銀行のでんさいセンターに電話してあれこれ質問し、一度発生記録を興したでんさいも、一定期間の間は「変更」か「取消(と再発行)」ができるということを教えてもらいました。
どちらでも良かったのですが、その時は、変更の方が簡単そうな気がして「変更記録」でやってみることにしました。
それをやるためには、相手方にでんさいの「拒否」ボタンを押してもらい、再び変更記録を発行しますと伝えなければなりませんでしたが、その時電話をした相手の人が「そんなのやったことないなぁーできるのかなぁー」とやや焦っていたような感じでした。いやーこちらも初めてなのですがやり方をしっかり教えてもらったので大丈夫です、と堂々とした態度で安心させてあげるのがコツです。何事も焦ってはいけません。
その後、無事に変更記録も承認され、事なきを得ました。こうして見るとでんさいは便利ですね。
手形だったら、金額を間違ったり、期日を間違えると、なかなかこう簡単には修正はできないので。