本日は会社の銘柄と株のアノマリーの関係について記事にしたいと思います。
株や株式に関するアノマリーは最近では金曜ロードショーでジブリジブリの映画が放送されると株が下がるという話が有名になりました。なんて面白いアノマリーだと思いました。この時期ではノーベル賞関係の株価だったり上野動物園のパンダが発情するだけで赤ちゃんが生まれるかもという思惑で上野動物園周辺の中華料理チェーンの会社などが値上がりしたというのがニュースで取り上げられたりしますこうした意味がわからない(しょうもない?)理由で株価が動く現象は、 株式投資をしている人から見ていると、意外と馬鹿にできないもので、気にされてる方も多いと思います。
ケインズという有名な経済学者が株は美人コンテストであるという名言を残しておりますがバートンマルキールという調査の著者の「ウォール街のランダムウォーカー」という本の中でも度々株価の値動きと社名の関係は取り上げられていました 。
アメリカではドットコム バブルの頃は コンピューターインターネット関係の連想させるような名前の会社が次々としては泡のように弾けて消えていったそうです。
こうした現象の中でも社名というものが果たす役割が株式市場ではその 小さくないということなんだと思います。 社名こそが ケインズの美人コンテストにおける出場者の外見つまり顔そのものなのだと思います。
このような視点から 銘柄を見ていると社名が気になる会社というのは 一目を置く存在たりうるというのが私の中でも強い持論になっています。
社名だけで銘柄選びをするのはどうかと思いますが、 いかにも作りすぎ感のある社名をあえてつけている会社もありますのでそうした銘柄がどのような動きをしているかという点はアカデミックな観点からも非常に興味深いのです。
これらの考察を踏まえた上で私が気になっている銘柄の社名をズバリ挙げるとすれば東証マザーズに上昇しているサイバーダインです。
サイバーダインと聞いて思い浮かぶのはターミネーターに登場したロボット製造会社ですが、映画のターミネーターは私の中では古典です。 ですのでサイバーダインという社名そのものはドットコムバブルのようなアプリな響きとはちょっと違います急が古典の SF映画の中に出てきた重要キーワード を会社の名前にしているということで非常にセンスを感じました。まず、何を作っている会社なのか非常に分かりやすいですからね。何を作っているのかさっぱり分からない社名の会社が多い中では、その点だけでも評価できます。
ロボットは、1920年にチェコのカレルチャペックが「R.U.R」という作品で登場したもので、古典的概念でありつつ先端技術のイメージが両立しているので今後もロボット関係の社名の会社はポンポン出てくると思われます。また映画のターミネーターシリーズは、一応完結しているらしいですがリメイクだの続編だのがしょっちゅう作られているので、そのたびにサイバーダインも注目が集まることでしょう。そのタイミングを狙うのもありかもしれません。
サイバーダインの会社の評価については本記事の主旨と内容がずれてきてしまうのでここでは書きませんが事業内容やもろもろトータル的に見ても私の中では興味深い 会社の一つです。