結論としては、バブル崩壊が目前だから、ということでしょう。
しかしそれがいつなのか、当てられる人はおりません・・・
経理職として働いておりますがファンダメンタルは見ません。尊敬する投資家は、ジョージソロスのほか、バークシャーハサウェイのバフェット、ルネッサンス・テクノロジーズのシモンズ、クォンタファムファンドのドラッケンミラーと、シタデルのグリフィンと、ポール・チューダー・ジョーンズです。
中でもドラッケンミラーというジョージソロスの弟子の投資家は、ドットコム・バブルの頃に「そろそろ崩壊するだろう」と確信して株を空売りしたら、そこからまたとてつもないバブルが始まって、ものすごい損失を出してそのまま一時、引退したという逸話で有名です。(でも結局はそのドットコムバブルも崩壊するんですが)
今それと似たようなことが起きている気がします。ロビンフッドによるゲームストップ株バブルも、構図が似ていると思います。
以下は現在の「バブル相場」について思い当たる事象を、思いつくまま書いていきます。
多くの人類がコロナでもがいている地球上で、宇宙の壮大な夢と、株価をぶち上げるイーロンマスク
イーロンマスクが何を考えているのか理解不能です。
(ホリエモンに寄せてきたような気がしてしょうがありません)
ビットコインでテスラの車が買えるとかいう話も。ツイッターにビットコインとつぶやき投稿したあたりから、意味不明でした。
仮に、車が売れたとして、仕訳は「売掛金/売上」ですが、この売掛金が、ビットコインで支払われたら仕訳は「ビットコイン/売掛金」ですかね・・・
コロナで人件費を維持して大赤字を出している会社は、道義的「公正」さで評価してあげるべき?
企業は、事業が継続することを前提として企業活動をしているという前提では、事業で大赤字を出すというのは、ファンダメンタル的には評価できない事象ではあります。
しかし、このコロナ禍で、売上が激減し大赤字を出しても、社員の雇用を守り、下請企業を守るために値上げなどを受け入れ仕入量を維持した企業は、直に偉いと思います。
巨額の大赤字を覚悟で、世の中全体にとって利益になることをしている。そのような企業を、今現在の財務状態だけ切り取って評価することは、適正ではないと考えます。
ですから今の日経の株高の状態は、理解不能とまではいえないと思います。
公認会計士や監査法人などの偉い人たちが、このコロナ禍で影響を受けている星の数ほどの企業のゴーイングコンサーンを、どのように判断していくのか、これまでの前提を崩さないまでも新たな論点を盛り込んだ新たな指針を出してくれることでしょう。
とはいえその新たな論点が、またビットコインとなると、とても辟易します。テスラの財務諸表を見てああでもないこうでもないと、会計を知る者としても、議論したいとも全く思いませんし・・
ただバブル末期の特徴として、粉飾まがいの決算書が横行する傾向はあるようですのでそういう視点からも注意したほうがいいかもしれません。
市場はコロナ収束後の希望を織り込んでる?
今の株高を無理やり説明するとしたら、こういうことになるのでしょうか?
市場はすでにコロナ収束後を織り込んでいる、と。
でも一方で、本当に説明できる、人間の感覚で腑に落ちる理由なんて、ないかもしれません。
今は株だけじゃなく、あらゆる投資資産がバブル状態なようです。それも全世界規模で。それこそ不動産から金からビットコインまで全てです。
たとえば、マンションの価格。このコロナ禍でも、全然下がりません。これから、誰が高いマンションなんて買うのでしょう。パワーカップルでさえも、おいそれとは買えないはずです。
オリンピック、やってもやらなくても・・・
・開催されようが中止されようが
・ワクチンが供給されようがされまいが
・金融量的緩和が続こうが続くまいが
バブル崩壊のシナリオは変わらないのかもなんて、思います。
雪崩は、起きる時は上から下にしか落ちて行かない(逆はありえない)とポールチューダージョーンズは言っていました。
今後の、といってもここ1か月ぐらいのニュースは注意して見ていたいと思います。
君はシグナルを見たか?
「靴磨きの少年が・・・」みたいなやつ
見の周りにありましたら、教えてください。
私は、つい先日NHKで、宇宙ゴミを回収するベンチャープロジェクトを立ち上げた人が、200億円資金調達したというニュースを見ました。
どうにも、もやもやした気持ちになりました。