どうモメンです。
とある「嫌われる勇気」の本に感化されすぎた経営者をずっと身近に見てまいりまして、どうにも腑に落ちないと思った点のみ完結に書きたいと思います。
①トラウマは存在しない
トラウマも悲惨な事故レベルのものもあれば、ごく些細なものまで色々でしょう。この本に出てくるトラウマはショボい・・・
②全ての悩みは対人関係の悩み
例えば、あなたがとある新たな目標のプロジェクトを標榜し、それに周囲が大反対したとします。いくら話し合っても相手は折れません。
すると、悩んだあなたは相手を「否定的なことしか言わない人」と見なして、そのような人と自分のそりが合わないことが対人関係の悩みであると考え、自分の意思を尊重するとともに相手の意思を尊重しようとするでしょう。そのうえで、自分の意思はより明確にして、納得してもらいたいという方向に持っていいこうとするのでしょう。
ですが、このケースの問題はそもそも対人関係の問題ではないと思います。まして悩みですらありません。
つまるところ、二つの意見が対立していている中であなたの主張が劣っていたというだけのことなのです。
最初にどちらの意見がより優れているか客観的な目線でみた判断をあなたができていればそもそも悩みなど起こりえません。とてもスムーズに、よりよく事が運び、みんな幸せです。
対人関係の悩みなんて、どこにもないものをわざわざ作り出そうとしているところに、無理があるんです。
ですが、作者には続編をもっと出してもらいたいと思います。
「サボる勇気」
「怠ける勇気」
「生活保護受給者になる勇気」
皮肉ではありません。本当に読んでみたいです。