どうモメンです。
google homeは、通常こちらから話しかけてそれに答えるという方法でしか、喋らせることはできません。
それを逆手に取り、【タブレットを併用した、トリッキーな方法】によって
google homeでgoogleカレンダーの予定を毎日決まった時間に喋らせる裏技
に成功しました。
前回は「タブレット」の通知読み上げ機能を使って、決まった時間になると「OK,google 今日の予定は?」とタブレットが喋ってgoogle homeから内容を聞き出すという、実にシンプルなアイデアがあっさり成功しました。
今回は、同様の仕組みを使った応用編として、「IFTTT」を経由してさらにかゆいところに手が届くgoogle homeの設定に挑戦しました。
これにより、「お薬の時間です」や「そろそろお風呂に入りましょう」といったフレーズをなんとかgoogle homeに喋らせることができたのです。
ラズパイなどがなくても、「使っていないタブレット」があれば誰でも簡単に設定できる方法ですので、古い端末を持っている方はお試しください。
用意するもの
・google home
・普段使っていないスマホもしくはタブレット端末
・IFTTTアカウント(無料です)
IFTTT設定方法
IFTTTアプリ画面での設定を行いましたが、パソコンブラウザでも同じことができます。
iftttとは何ぞや?という方に簡単に説明しておきますと、いろんな異なるアプリとかサービスを連携できるサービスがIFTTです。アイデア次第で様々な使い方をすることができます。
ログインしてアプレット作成するところからスタートです。
google assistantで検索
say a simple phraseを選択
とりあえずここでは「9時になりました」というキーワードにgoogle homeが反応するようにする。
キーワードはgoogle homeが聞き取りやすいものなら何でもいいと思います。それこそ「ok google コードナイン」と暗号っぽいのもありかもしれません。ただgoogle homeが聞き取りにくいものもありますので多少工夫が必要です。
「そろそろお風呂に入って早めに寝る準備をしましょう。最近スマホのやりすぎで寝不足ですよ」
という応答フレーズを入力してみました。我ながら書いてて空しくなりますが、こんな長い文章でもgoogle homeは流暢に読み上げてくれるんです。
続いてthat(アクション)の設定に
実は先ほど「IF」で入力したgoogle assistantの設定が「IF」と「THEN」を同時に兼ねているような感じなので(googleがIFTTTに提供している連携機能の仕様がそのようになっているのだと思います)、ここでのアクション部分もはや重要ではなく本当に適当です。私は一番簡単そうな「通知(notification)」をアクションを選びましたが、メールでも何でもかまいません。
ここらへんも適当です。
これでIFTTT側(google homeでの)設定は完了しました。
タブレット側の設定
これがキモです。私はipadのリマインダーで、以下のように項目を作りました。
見えにくいですが、「オッケーgoogle 9時になりましたっっっっっっ」という項目を作っています。この項目に対する、通知の時刻の設定を行いまして、「毎日9時(21時)」と設定しておきます。
タブレットの音声読み上機能をそのまま使うと、「9時になりました」の前後に通知時間とか余計なことまで読み上げてしまってgoogle homeがうまく反応してくれないようなので、キーワードのフレーズをしゃべった後、2、3秒ぐらいは強制的に無音状態を作る必要があります。苦肉の策として小さい「っ」を5,6個語尾に加えました。
最後にvoice over を有効化し、読み上げスピードややゆっくりめ、ボリュームを大きめにして、google homeが聞き取れる距離にタブレットを置いておきましょう。
あとは設定通知時刻が来るのを待つのみです。
時間が来たら、きっとにっこり微笑む瞬間が訪れます。
実際のところ、タブレットの通知読み上げ機能とリマインダーを利用すれば、タブレットに「お風呂に入りましょう」「お薬の時間です」と読み上げさせることは実は簡単で、google homeをわざわざ使う必要はないとも言えるんです。
しかしながら、google homeに「お薬は飲みましたか?今飲まないとまた忘れますよ。今すぐ飲みましょう」とご丁寧に言われると、毎日、胸がキュンとなります。
将来記憶をなくしても、過去の自分がgoogle homeに仕込んだメッセージトリガーで失くした記憶を少しずつ取り戻す、なんてことがあったりして・・・
当ブログでは、このIFTTT関係の記事も多数投稿しておりますので興味ある方はご一読下さい。マルチ赤外線デバイスを組み合わせることによりgoogle homeで家中の家電を声で操作しています。
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