どうモメンです。
中小企業で多い「雑用が増える」パターンは、一般職やパートで事務をやっていた人が辞めて、後任を雇わないというものです。
それでも最初は当然のように「このままだと他の人にしわよせがいって大変だから事務の求人を出そう」となるのですが、求人を出しても、そこそこの大学で色々資格とか沢山持ってる子が新卒あるいは既卒でフラっと応募してきたりしますと、会社は大歓迎で内定を出すので、その子にふさわしい仕事となると、「補助作業主体の事務業務」の仕事はやはり消滅してしまいます。
会社としても、「どんどんレベルアップしてほしい」という思いはどの従業員に対しても持っているようですから、1日中コピーやお茶くみ、データ入力しかしないような仕事は存続が難しい時代だと言えます。
私モメンはほぼ一人経理をしておりますが、当初は経理でやっていなかった業務も、周りの人が辞めていってどんどん業務集約化によってやることになったというものがいくつかありますね。
私モメンの場合は生産側の仕事を手伝う雑用的なものが増えました。
営業じゃないところがミソで、総務人事経理のような間接部門は、営業に対しては全く顔が利かないのでもっぱら工場・生産側に対してのみ偉そうな態度を取っているので、そこから何らかの勘違いがもとで「業務・管理集約化」を上層部がやけに言い出して、結果何もかも経理がやらないといけなくなってしまったという負の連鎖が起きてしまったのです。
経理なので他の部署の情報を何かと集計しなければならない業務はありますがそれもあくまで決算・会計業務のために必要な情報を集めるために自らやらざるをえないという類のものがあります。決算業務と直接繋がっているものについては、経理である以上は多少なり業務と関わっても何ら疑問は起きません(工場の小口現金出納の仕事を代行させられても、です)
しかしながら、こんなものまで・・・と思うようなトンデモ依頼が工場から来ることが度々ありました。
「生産データを集計する人員が足りない、本社(経理)で業務集約してもらないか」
「発注管理をやる人員が足りない、本社(経理)で業務集約してもらえないか」
「小口現金を数えるのが手間。本社で業務集約してもらえないか」
今思い出しても腹が立ってしまいますよー。「業務集約」という言葉の使い方そのものが間違っているのに、上層部が「分った、なら本社でやろう。というわけで、やってくれないか?」と言ってきたんです。
こういう時に、「はい、やります」と返事できる人・・・果たして信用できるのやら。
「はい、やります」と口だけ言っておいて、やらない人、多いですからね(私の会社だけ?)
私モメン的には無責任に「やります」というより「ちょっと厳しいです、どう考えてもムリです」と正直に言うほうがよほど誠実ではと思ってしまうのですが・・・
まぁ先のケースでは、正直に自分の考えを上司に言って部内会議でも話し合った結果、「それはさすがに工場の仕事だから工場でやってもらおう」で落ち着きましてほっとしましたが。
経理のみなさん、どうか無用な仕事は増やさぬよう強い心を持ちましょう