こんにちは。
経理職のとある1日の光景について。決算期はさすがにもっと忙しいですが、何もない普通の一日は一体どんな感じなのか?ご紹介します。
ちなみに決算のとある一日についても別で記事を書いています。
仕事内容における会計業務といえる作業は7~8割ぐらいですが、社内ではIT関係の管理業務なども多少兼務しています。中小企業では管理部門は雑用も多く何でも屋になってしまうわけですが、本職が経理である以上、経理の仕事に専念して文句を言われる筋合いはありませんから、この7~8割という比率は死守しなければなりません。
では、比較的平凡な経理の一日がどのようなものかここでご紹介いたしましょう。
9:00~10:30
まず給湯室へ自分用のコーヒーを注ぎに行くところからスタート。
えー、その後は・・・あら?
この時間帯、何をやっているのか真剣に思い出せません・・・。とにかく眠いです。
えー・・・、メールチェック・・・と。特に何もなし(経理あるある)
ウォーミングアップがてら、その日やることの「To Doリスト」を、タスクとしてoutlookに登録します。なかなか、そうポンポンとは思いつくものでもないのですが。
どんなに暇な一日になることが分かっていようとも、その日中にやるべきことについて、思いをめぐらせ、自分で自分に仕事を与える感じで予定を組み立てます。これだけでは退屈なので仕事が終わった後に、何をするかも一緒に考えます。家に帰る、どこかに立ち寄る、何を買う、などをわくわくしながら考えます。
10:30~12:00
銀行口座などを巡回チェックし帳簿記帳(会計仕訳の起票)
売上や仕入の入出金を除けば、会社の普段の取引はほぼ定型化されてますから、あらかじめ用意してあるソフト上の「仕訳ひな型」にポチポチと数字を入れていくだけです。
ひたすら仕訳を打ち込む作業、というわけでもなく、今時は銀行のダウンロードデータからの流し込みなど裏技を駆使してわりと楽々。
ちなみに経理はエクセルに強ければ強いほど楽できます。
頭が冴えている時間帯なので、頭を使うややこしい作業や、ボリュームある仕事は、この時間に集中して一気にやってしまいます。
煮詰まった時は、席を離れて、散歩がてら敷地内の工場事務所を「巡回」します。
13:00~15:00
定例会議。
経理からは報告事項は特になし。他の人の報告は淡々と確認。議事録は後日作成。
過去の会議メモを読み返し、「あの件はどうなりました?」とポツポツ質問して、ちゃんと聞いてますよ感をアピール。
眠気との闘い。
15:00~17:00
集中力が切れる時間帯。単純作業にシフト。
糖分補給で再び頭が冴えてくるも、その日の仕事は午前中にほとんど終わっている。
とりあえず工場から入手した生産データを取り出し、眺める(フリ)。それでもやることがなければ、ブログのネタでも考える。
面白半分に巨大エクセルファイルをあれこれいじくる。
税務通信を読む。
この時間、キーボードを熱心にカタカタを打っていたりするのですが、実はPCではなくスマホで文字をたたいてたりします。
経理職のキーボードは「マルチペアリング」対応の外付けキーボードをおすすめします。仕事用PCに痕跡を残さず、仕事してるフリしてスマホを動かせます。
17:00~??
悲しいかな、管理部員だけに義務づけられている業務日誌を書くという1日の集大成の仕事さえも16:00にはもう終わっている。何をそんなに急ぐ必要がある?と自問するも「そういう性分なのだ」と言い聞かせて納得。
定時後は、いかに違和感なく速やかに存在感を消すか。それが全て。
まとめ
経理の仕事はほとんどがルーチンですが、工夫すればするほど作業のボリュームが圧縮できるため時間が余ってくる傾向がありますね。
賢く経理をしたければ、余った時間を「適当に」埋めていくためのきめ細やかさはマナーとして身につけねばなりません。
平時も、誰より早く仕事を終わらせるスキルを磨き、時としてアピールする必要があるかと思います。
その上で、気を付けるべきは体形ですかね。身だしなみもそうですが、モメン調べでは大手の経理職と中小の経理職ではとりわけウェストサイズに反比例の関係があることが分かりました。
とにかく、会社の中には、様々な職種の人が働いているということを忘れてはいけません。忙しい人もいれば暇な人もいるということです。とりあえず、忙しいフリをしても損はありません。