どうモメンです。経理職をしております。
当ブログでは経理職としての立場からさまざまな記事を書いてきました。
ざっくりとまとめ記事も書いています。
今回は巷でよく聞く「経理女子」について、その実態を考察したいと思います。
経理女子のイメージ
経理部門や経理課にいる事務職の女性のことを言うのでしょう。
言葉のイメージからすると、経理という会計財務の数値を扱う業務において他の社員からすると具体的には普段どういう仕事をしているのかやや「謎」な部分を残しながらも日々机に向かって黙々と経理の業務をこなし、経費の精算や、その他こまごまとした金銭のやり取りなどで、他部署の人と多少の接触がある・・・といった風景が思い浮かびます。
まぁ「経理の智子さん」と名前の響きも手伝ってか見た目的にすごく優しそうな感じの雰囲気が漂ってきますね。ただ今の時代では「苗字」にさん付けで呼ぶのが普通ですから「智子さん」などと名前にさん付けするのはマナー違反ですのでちょっと古い時代の一般職の女性社員が社内でそのような呼ばれ方をされていたのかもしれません。
ちなみに「経理女子」というキーワードについては「相撲女子」「競輪女子」などと似たようなものじゃないかと推測しております。つまり、従来は男性だけがその主な支持層だった特定のコンテンツが、今では女性が相当な割合を占めるようになってきたものに対して、コンテンツの名前を関して「〇〇女子」という使われているパターンがその特徴であるという考えです。
この捉え方からすると「経理女子」は、従来のように一般的な事務職の一つとして女性が経理業務を手伝っているという感じではなく、本当の経理担当として、経理職として、男性と同等かそれ以上にキャリアを積んでいこうとしている女性がそれだけの割合を占めるようになってきたというその実情を反映して生まれた言葉であるのかもしれません。
経理は女性が多いのか? なぜ経理なのか?
数そのものは多いです。先に述べましたように、「経理責任者、経理担当者がいずれも男性で、経理業務が女性」というパターンもまだまだ多いとは思いますが、それでも数は多いのです。
数が多ければ、かつては事務職で経理業務メインでやっていた人でも、どんどんキャリアを積んで、次のポストに付いていきます。その推進力に、経理男子が脇に追いやられてしまってもおかしくありません。経理女子が肉食系であるというわけではないんですが、女性にとっては、働く環境や、経理の仕事の面白さなどがマッチした場合は、経理という仕事はとりわけ女性と相性が良い職種のようにも思います。経理男子を脇に追いやってでも守り抜きたいポジションがあるわけです。
経理の智子さん・・・朗らかなようでいて非常に優秀に仕事をこなしすぎているがために、非常にラクをしながらも「頑張って仕事してる」感を実に巧妙に醸し出している可能性もなくはないです。内心ギラついていて肉食系なのかもしれません。しかし外からは分かりません。なにせ経理の智子さんが、実際にどういう仕事をしているのか、「謎」なので・・・
経理の仕事の「方法」は「謎」の部分がある?
イエスです。
ここでいう「謎」とは「ブラックボックス」的な意味に近いですが。たとえ同じ部署の同僚であっても、隣の席の人間が何をやっているのか、分からなかったりするんですよ。
ただし、分からないのはあくまで細かい「経理の仕事の方法」の部分です。経理は最終的には「財務諸表」という結果に表れますし、その結果を確定させるためには、「口座残高の照合」など、証拠となるものを積み重ねていく必要がありますしそれらは規定・規則に則って行われますし検証可能性がなければなりません。しかしてそれら要件をクリアしていかに効率的にやるかは、担当者としての腕っぷしにかかっているので、その腕っぷし部分を見せつけるようにやっているかと思えば、隠していたりもするわけで、経理の智子さんが謎めいた雰囲気を残しているのは、それが彼女にとって得になる何かがあるからなのでしょう。
ところでたまに経理の女性が会社のお金を何百万円と横領して逮捕されるというようなニュースがありますね。ああいうのは経理業務がブラックボックス化してしまった非常に悪い例なのでしょう。経理の仕事をしてくには性善説が前提になっていますし、高度な倫理観は求められる仕事だと思います。
結論 経理の智子さんは裏ではサボっている
業務上支障が出ない程度には、サボっていると思います。
経理あるあるです。
以上お読みいただきありがとうございました。