どうモメンです。
コロナ禍になってから考える時間ばかり無駄に増えてしまいますね。
当ブログも経理の話題を多く投稿してきたので、経理という仕事がコロナ禍の中でどのような存在なのか疑問に思われている方が多いような気がしています。
たとえば、こんな疑問を持つことはないでしょうか?
「テレワークだの在宅だの、実際のところみんなパソコンで何してるわけ?」
これに対する私の見解はこうです。
「仕事ごっこをしてる」
まぁたとえていうなら、どうぶつの森みたいなものです。どうぶつの森の中で、おしごとの島があって、その中で仕事ごっこをしているような感じです。自分のアバターを動かして、ゲームの中のお仕事という役割のイベントをこなして、自分の(貴重な)時間をお金に換えているのです。
というのは経理業務・経理担当者レベルのお話です。
未来における働く人間は、どんどんアバター化していくと私は予想しております。最初はアバターを動かすのは人間なのですが、気づいたら何人かAIに置き換わっていた・・・ということになる可能性も十分ありえます。
それで肝心の経理という仕事なのですが、AIに置き換え可能という論文はあるようですが、私はそうは思いません。
AIがきっちり取引の帳簿をつけていく様子を監視する人間が必要だからです。コーヒーを飲みながら、AIの仕事を1日眺めているだけのお仕事です。
少し変なところがあれば、経理としてはAI設定をチューニングしなければならないでしょう。それは技術者がやるようなプログラミングレベルのデバッグではなく、主にクライアント側がやるような「パラーメーター調整」です。それも会計の専門知識がないとできないような調整は沢山あるはずです。
ここでは経理の活躍できる場はまだまだ残されているはずですがそれは経理責任者レベルの話になってくると思います。
したがって未来の経理職は、業務レべルのスキルはどちらかというと不要になり、代わりにマネジメントレベルの知識スキルが求められる傾向が強くなる気はします。
より門戸が狭くなり、全体の経理職の数自体は少なくなるかもしれません。現在の簿記2級の著しい難化傾向もそれで説明はつくかもしれないですね。経理を目指している学生にとっては一長一短な面がありますが、一つ言えることは、経理であっても、マネジメントの勉強をすることは、非常に有益ということです。
営業部員などはよく会社に命じられてマネジメントの勉強をさせられたりしますが、経理の方は自発的に勉強しておくのがいいと思います。イメージとしては、MBAレベルの知識全般(経営、法務含む)を抑えておくと、いいと思います。