どうモメンです
本日は経理職と社長について。
これは中小規模の会社のお話ですが経理をしていると経営者・社長と話す機会がたまにあります。
まぁ軽いフリートークのようなものなのですが
「ウチの会社の業績さぁ、何とかならない?」
まぁこんな感じに経理として意見を求められるわけです。
私モメンは、あぁ、来た来た、と心の中でつぶやきつつ、どう答えて良いものかと困り果てます。
経理として、実にあれこれ考えた挙句、正直に「売上(が良くない)ですねぇ」と言うしかないのです。
すると社長は「でもさ、どうすれば業績伸びると思う?ウチの会社」とさらに聞くわけです
私モメンは、「えー(っていうか売上)・・・粗利次第なところはありますしねぇ・・・」とボソボソっとまた正直に答えてしまったのです。
社長は私の答えには満足ではない様子で「でも売上なんてのはお客さんあってのものだからねぇ」と強い口調で言うのです。
私モメンは「そうですよねー(っていうかこれだけ売上減って経理にどうしろと・・・)」
最近こういう会話が苦痛になってきました。私は真面目に経理職としてやってきただけあって、演技は下手ですし嘘がつけません。表情や顔にきっと本音が表れているに違いありません。
原価計算や予算策定や業績管理などにもしっかり関わっている立場としても、毎週見込報告や業績速報を逐次報告し、情報の精度を極めたところで業績に対する真実は変わらない、変わりえないことはもはや悟りの境地に達したような部分で理解しているのですが、経営者が経理に意見を求める時、どうやったら売上が上がるのかは決して聞こうはせずまったく耳を傾ける気もなさそうなところが分かっているだけに、ますます私のテンションは上がりません。
社長と話していると、何を期待されているのか、つらいけど分からない・分かりたくもない気分で辟易してきます。そのうちどんどん愛想も悪くなってきて、このままでは、社長に「単に気に食わない奴」として疎まれてしまう危険があるのではとふと不安になってきました。
思えば経理の前任者(私の先輩)もそのようなタイプだったなと、いまさらにしてふと思いやったりするわけです。
若い頃は「あんまり会社のこと詳しくないけど経理頑張ってます」感がちょうどお互い良かったのでしょう。
それも中堅となればただ「口をつぐむ人」になってしまうしかないのでしょうか・・・自分の中ではそれじゃいけないという気持ちはありますがいかんせん社長を前にすると、気に食わなさを抑えるのに必死という有様です。
これは何らかの良くない予兆かもしれません・・・