どうモメンです。
シャンシャンはついに独り立ちしてしまいましたね。
シャンシャンの返還期限についても中国と交渉中だという話が小池知事より発表されました。
公表はされていませんが当初の予定では2019年度中に返還することになっていたのかもしれません。
和歌山のパンダ結浜が1歳の甘えん坊盛りの頃に独り立ちさせられていたことを考えると、シャンシャンは長くお母さんのシンシンと過ごすことができました。
上野に赤ちゃんパンダが生まれることの経済効果は200億とも300億ともいわれますが、それは生まれたパンダが成獣になるまでの間という条件付きです。ですから経済効果を持続させるためには赤ちゃんパンダの存在が極めて重要になってくるのです。
東京都のHPによると、上野動物園がパンダの繁殖について準備に入ることがアナウンスされている過去の記事がありました。平成29年1月16日(月曜)~5月頃までの繁殖期の間、パンダが見られないことがある、というように告知がされています。その報道発表されたのは同じ平成29年1月16日だったようです。
私はパンダの本を何冊も読みましたが、上野動物園はパンダに関する報道についてはその注目度の高さゆえ、非常に慎重な姿勢を取る傾向があるようです。シャンシャンの第一子の赤ちゃんパンダがわずか数日死んでしまった時、連日新聞もテレビも大騒ぎで、会見では園長さんが号泣していたことはよく覚えているのですが、実際に上野動物園でパンダの飼育を担当されていた方の本などを読み、これだけ世の中に影響力がある動物の個体を飼育している動物園のプレッシャーの大きさは相当なものだということはよく分かりました。
政治的なコンテクストでもパンダはきわめて重要な存在ですし、国民の期待も大きいです。失敗できないプレッシャーが凄いんですよね。
以上の点を踏まえると、上野のパンダの動向については、本当に直前にならないと報道されないことが多いという傾向があるように感じます。
いずれは明らかになることですがやはり気にはなりますよね・・・シンシンの次の繁殖の可能性や、シャンシャンがいつ中国に帰ってしまうのか、など。
私がパンダに注目するようになったきっかけは、投資アノマリーとしてのパンダ関連銘柄に興味があったからです。
パンダが交尾したぐらいで株価が上がるなんて馬鹿馬鹿しい~wと当初は鼻白んでおりましたが、銃乱射事件が起きると銃の関連銘柄が上がったりするような例と比べると、かわいいパンダで世の中が大騒ぎすることは全然悪いことじゃないような気がして、さらにパンダについてまじめに考察する価値があるのではと考えるようにさえなりました。
パンダがこんなに可愛いということは、和歌山アドベンチャーワールドでパンダを見たことがある方はご存知だったのでしょうが、シャンシャンの映像を通じてその可愛さに気づいてしまった人もたくさんいることでしょう。
ですからシャンシャンに妹または弟が生まれた時の世間のフィーバーっぷりは、シャンシャンと同等かそれ以上になる可能性は十分考えられます。
そしてシャンシャンが独り立ちを始めたこのタイミングで、次に注目となるのは、なんと言ってもシンシンの次の発情期のことです。
パンダは1年に数日しかそのチャンスがないのですが、最後の出産から1年半に渡って子育てに尽くしてきたシンシンが、子育てモードからうまく切り替わるかどうかは誰にも分かりません。
ただ、リーリーは常に準備OKな気がしますね。高いところでマーキングしてアピールに余念がないところを見ると、非常にポテンシャルの高さを感じてしまいます。シンシンもとても愛情深く子育てを頑張っていましたし、あの上野夫婦は優秀な個体なのは間違いなさそうです。
パンダは短期記憶力が5分程度しかないそうです。悲しいことにシンシンにとってシャンシャンの記憶もいつかは大部分は失われてしまうでしょう。想像すると本当に寂しいですが、しかしシャンシャンにとってはシンシンから愛情たっぷりに育てられた記憶だけは、中国に帰ってもずっと覚えていてくれることでしょう・・・