どうモメンです。
コロナ? いやーニュース全然見てなかったから・・・
最初に断っておきますがコロナではありません!当時はまだコロナが日本に上陸したかどかという段階でした。
私も実際にインフル検査もしてA型と診断されたのでこの時罹ったのは間違いなくインフルでした。当時はマスクがまだかろうじて手に入った最後の時期でしたが、一週間寝たきりを経て、ドラッグストアへ行った時にはもうマスクは売っていませんでした。何件か回れば手に入ったかもしれませんが、何件も回る体力がありませんでした。しかたなくネット等で相対的に高いコストを負担して買うしかありませんでした。
その時、思ったのは、このような有事ではマスクは「弱者」には入手できない、ということでした。
マスクに限らず、トイレットペーパーにしろ、食品の備蓄の買い溜めにしろ同じだと思います。争奪戦になった時は「弱者」は買えないのです。
普段生きている時は自分が弱者になることを想像することは難しいですがインフルエンザで1週間寝込んだことで、とても様々なことに気付くことができたと思います。
5日も休んだけど・・・
社会人になって初めてインフルエンザで5日間も休んでしまいました。恐れていたことですが起きてしまうものです。毎年インフルエンザにかかる人はあまり周囲から同情されなくなるというのは知っていますが私の場合は風邪を引くこと自体がレアなのでまさかと驚かれました。使命感もないわけではないので熱が酷くなければインフルを隠して出社しようか迷いましたが、熱を測って39度の数字が目に飛び込んできた時は、きっぱり降参しました。そんな熱でも仕事に行こうかと迷うぐらい、仕事中毒になってしまっている一面もあったのかと思うと少し怖くなりました。
経理として決算のとりまとめというのは、仮に社内の期限が守れなくても、それが担当者のインフルエンザによるものであれば、会社にとっては「されば、致し方あるまい」で終わります。上場企業でも大会社でもございませんので。正確にいうと「一人経理だから、しょうがない(経理2人雇う金銭的余裕もないのだから)」というニュアンスも多少あるでしょう。
ただし、決算以外にも経理の仕事はあります。中でも欠かせないのが財務関係、資金管理の仕事です。支払い関係は、必ず期日に払われなければなりません。貰う方は受け身でもいいですが、お金を払うためには、どうしても人間が必要です。
というわけでそれらの支払いの業務を上司にお願いすることになりました。快く引き受けて頂いたので安心できましたが、作業は全てパソコン、ネットバンキングを使って行うものなので、パソコン操作が苦手な上司にやり方を電話で伝えるのが大変でした。
やはりこういう時は簡単な手順書的なものをあらかじめ作っておかないといけないですね。決算関係の手順書は一応あるのですが、ある意味それより大事な銀行業務は後回しになっていました。
何が一番助かったかって、自分自身の普段の仕事っぷり!
自画自賛になってしまいますが、それでも自分自身の働きっぷりに結局は多いに助けられました。
月末にやる業務の大部分を、インフルエンザに掛かる前にほとんど終わらせていたんです。実は上司に手伝ってもらった銀行業務というのは、それらの銀行データを最後に送信するだけの作業だったのです。
これは一人で経理をやっているがゆえのリスクヘッジとしてたどり着いた仕事スタイルでもあり、期限が明らかになっている仕事は、その2,3日前に完了させておくというのはよくあることかもしれませんが、場合によっては1週間以上前、さらには10日前だろうが終わらせる、というのも私はよくやります。
一人経理は暇なので、この逆を行くこと(ギリギリまで遅らせること)はいくらでも可能ですが、私はなんでも早く終わらせてしまいたい性格なので、というのは嘘で、早く終わらせることがリスクヘッジなので、自然とそのスタイルになったのだと思います。これも結局は、楽になるためにやっていることですから。
一人経理で、繁忙期にインフルエンザに罹って5日休んでも、意外に大丈夫と分かれば、何やら気持ちはずいぶん楽です。
というわけで貴重な体験になりました。
来年からはちゃんとワクチン受けます。。。