どうモメンです。経理職をしております。
経理転職を目指している友人が簿記2級を受けるというので、じゃあ一緒に勉強&受験しようってノリで〇年ぶりに簿記2級を受けました。
結果として無事合格には至ったわけですが(友人は惜しくも不合格に・・・)そのあまりの難易度インフレっぷりに驚きました。
今回の勉強と試験を通じて、経理の仕事をしている立場として分ったことは、今の2級の難易度は、おおよそ世間一般の経理実務と比べてもやや難易度が高すぎるのではないかなということです。
経理職を希望して、あのレベルまで簿記を勉強して合格した人たちが、あれだけの高度な知識を習得しながらも、希望の職種の仕事ができないというのはとても気の毒な気がするんです。とくに若い世代の人たちに対して。
簿記2級はいわゆる資格の箔付けの一つと本人たちが割り切っていて、実際には簿記以外にも様々な資格を持っていて、営業職や生産、開発の仕事に就くことにあまり抵抗がないというなら、良いのかもしれませんがそれにしても2級の内容は難易度を上げすぎている気がします。
というのも必要な学習にかかる期間が、段違いです。昔なら2、3か月みっちり勉強すれば要領が良ければ受かったかもしれませんが今は4,5か月が当たり前の難易度です。
学生にとっても、この2か月の差は大きいはずで、2級を確実に受かるために犠牲にしなければならない時間は大きなものになると思います。
そのような犠牲に見合うようブランド価値を高める努力を商工会議所がしてくれていればいいのですが、私は経理職でありながら今回自分で受験するまで簿記2級の難易度のインフレっぷりを知らなかったので、世間の認知度はまだまだ低いのだと思います。
少なくとも商工会議所はこの難易度とブランド価値のギャップを埋める努力をもっとしなければいけないと思います。
ちなみに私の合格に使ったテキストはパブロフ簿記シリーズです。パブロフになれるとあらゆる参考書は犬の四コマ漫画がないと、読む気が起こらなくなってしまいました。それぐらいテキストにおけるイラストというのは大事なのだなという意外な発見がありました。
私もこのブログで、経理をネタにした犬の4コマ漫画なんかを描けたらいいのですが・・・