どうモメンです。
本日はいまさら相撲について。
貴乃花親方が緊急テレビ出演、2時間独白インタビューが放送されてから1週間ぐらい経ったでしょうか。
良い感じに世間の関心もオリンピックに移ってしまいましたね。
これまで効果的にマスコミや週刊誌を陽動しうまく世論形成を見方に付けた貴乃花でしたが、あの緊急特番が放送されて以降、明らかに世間の関心がダダ下がりになってしまったのを肌で感じましす。
ぶっちゃけ世間の関心がピークだったのは、「番組が放送されるまで」だったと思います。
乃花派にしろ反貴乃花派しろ、ある種のエンターテインメントを楽しむような感覚で、放送を待っていたはずです。
どっちの立場にとっても、どんな面白いモノが見れるやらと、人間のちょっとダークな好奇心を刺激する何かがあったと思うのです。
しかし、独占インタビューが始まるや否や、期待は早々に泡と消えてします。「あ、なんかこれ2時間見続けるのちょっとつらいかも」
普段のテレビ番組を見ている人間は、ああいう退屈なモノを2時間も見ることに慣れてはいませんから、興味本位でも関心が薄い人は早々と離脱してしまいます。
それでもダークな好奇心を持つ人間は、テレビ番組をザッピングしつつ、チラっと見続けるのですが、それも集中力との闘いです。
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「うんうん、そうだね、その通りだね、殴った方が悪いね、それだけは確かだからね、関わった人間も悪いよね、それも確かなことだね(そりゃ殴った日馬富士が悪いと何千回、何万回言い続けても、間違ってはいないだろうが・・・)」
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「うんうん、別の部屋の力士が、他の部屋の力士を指導するなんてありえないよね(とはいえ実際には少々はあるんだろうし、それが間違っていると必ず言えるわけじゃない場合もあるだろうに・・・)」
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続いて、貴乃花の相撲に対する高尚な思想が、語られます。
「うんうん、立派だね、理想を追い求めてるんだね、土俵は神聖だからね(とはいえ、人が付いてこないことにはどうにもしようがないだろうに)」
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最後に、マフラー着用について、わざわざ説明されていました。「うんうん、マフラーしたほうが体がラクなんだね(自立神経がどうのこうのとかネットでおもしろおかしく記事にされるだけだからわざわざ言わなくてもいいのに)」
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ようやく番組が終わり、報道ステーションが始まると、延々と貴乃花関連の話題が続き「チッ、まだやってんのかよ・・・」とわたくしモメンここでついに本音が声に出てしまいました。
しかし、次の日、会社にいくと、また貴乃花のことで色々話しかけられるんだろうと思いきや、意外とそうでもなかったのです。ちらっと感想を聞くと、「あぁなんか昨日やってたよね、一瞬しか見なかったけどさー」とどこかみんな一様に醒めた感じでした。
(ちなみにモメンは相撲好きとは公言してますが日馬富士ファンだったことは周囲には言ってません)
昼食中、テレビでワイドショーを見ていますが、他局の貴乃花の独占インタビューのことをあまり大々的に取り上げたくなかったためか、相撲の話題そのものがほとんどありませんでした。
こんなに急激に世間の関心は醒めていくもの?と最初は懐疑的でしたが、どうやら日馬富士ファンだった私が貴乃花の独占インタビュー特番を見て感じたようなことは、当たらずとも遠からず、世間の大多数の人間が受けた印象と似てた部分があったのかな?とひそかに思っています。