管理部門で働いていると他の社員の 給与口座 まつわる事情というのをなんとなく耳にする機会が多いです。
例えばですが出張旅費の精算が高額になってしまったため 普段ならば現金で精算するところを額が大きくなった時は振込でさせて欲しいという風に、営業社員の方にお願いする時があります。
その際にどの口座で精算したらいいかと聞くと給与口座と違う口座にしてくれと頼まれることが多いです。どちらかと言うと既婚者の方がそうした要望が多いですその理由は想像に難くないですが。
一度困ってしまったのはどの口座宛でも振り込みできますよと伝えたら本人の名義でない名義で清算金額を振り込んでくれと頼まれたことですさすがに本人でない他人名義の口座宛てで経費精算するのは内部統制上問題がありそうだったので、断りました。 証券口座の出金のルールなどもそうですが、会社といえど、当人でない第三者にお金を振り込むのは、やや難しいですね。
一般的には会社では各従業員の出張旅費などは事前にまとまった額を渡しておいて後で差額を精算するという方式を取っている会社が多いと思います。 キャッシュレス清算を導入している会社であれば 各従業員に会社名義のクレジットカード(ステータスのためにゴールドカードなど)などを渡していたり、精算用の口座に振り込んだりするのかもしれません
あえて現金で前渡し金を持たせる仮払方式も実はメリットは沢山あります。 実際に出張に行く際に 幹線代や宿泊費を できるだけ自分のクレジットカードで払っていけば、仮払方式によって会社から預かっている現金は全く手をつけなくても良いので、現金をそのまま財布に残すことができます。つまり会社の出張旅費の仮払いを、ATM代わりに利用できるということです。会社側から見ても 仮払旅費の前渡しは 現金でやるほうが振込手数料などの負担がないので楽です。 中には、 仮払旅費の前渡しを貰わずに、 出張時にかかった経費を全てそして清算日に一気に請求してくる人もいるのですが、 このようなケースが一番困困ります。どれぐらいの立替金が発生しているのか、事前に把握するのが難しいので、いざ精算しようとしても、手許現金が足りなくなってしまったりするので。振り込みで精算するのは簡単ですが、振込手数料がかかってしまいますからね。
そころで気になるのは会社の皆さんが ATM の引き出し手数料をどんな風にやりくりしているのかです。やはり働いているとなかなか ATMに行ける時間が限られますので時間がいても無料になるような方法でうまくやりくりしているのかどうかというのが非常に気になります。 話を聞いているというゆうちょやUFJが人気があるようです。 ただ手数料のために今まで 利用している口座の他に新たに銀行口座を開設するのは躊躇する人が多いという印象です。
大学生ぐらいので銀行でお金を引き出すとき時間外であれば手数料がかかるというのは当たり前の様なことだと思っていましたが、 大学でゼミの教授が、学生はもっと銀行の手数料には関心を持ったほうがいいとしきりに言っていたのを覚えています。
そのような教えの甲斐もあってか、 また当時はネットバンキングの口座を持つのが流行っていましたので、私の周りの友人たちはメインバンクやネットバンキングの銀行口座は複数個あたりまえのように持っていました。
社会人になった時、意外と違う世代の人たちは銀行口座をあまり持っていないというのに驚きました。 それどころか銀行口座を複数持つことに関してすごくネガティブに捉えている人も多いですね。 確かにきちんと管理するのは大変かもしれませんが、ネットバンキングの口座なんて本当に簡単に作れてしまうので、躊躇するだけ損だと思います。