どうモメンです。
久々にgoogle homeに関する記事を投稿します。
2年ほど前に↓の記事を書きました。
スマホの音声読み上げ機能を使ってgoogle homeに話しかけ、カレンダーの内容を毎日同じ時間に自動的に喋らせる
アイデアはユニークだったと思うので、この方法を活かして新たなことができないかとずっと模索していました。
技術的なことは詳しくないのでよくわかりませんが、現時点でも、google homeはプッシュ通知に対応していません。
小さなパソコン「ラズパイ」を買っていじくる、あるいはGitHubのnode.js google home notifierを使う、あるいは専用のサード機械を買う、など上級者向けのことをしないと、google homeを自発的に喋らせるのは今のところ難しいようなのです。
しかし、私モメンはついに、【思考実験】を開始しました。
googleカレンダー読み上げ自動化をヒントに、google カレンダーを、機能としてのカレンダーとして利用するのではなく、通知とgoogle homeとリンクさせる「媒体」として利用して利用することも可能なのではないか?
というひらめきに至ったわけです。
アンドロイドスマホをお使いの方は試してみる価値があると思います。
以下はそのやり方です。
用意するもの
・現在お使いのアンドロイドスマホ
・使っていないアンドロイドスマホ
・IFTTTアカウント
①スマホに通知が来たら、その内容をgoogleカレンダーに自動登録
IFTTTレシピはこうなります
トリガー:もし アンドロイドデバイスが通知を受け取ったら
アクション:googleカレンダーに詳細なイベントを作成登録する
カレンダーの設定時間は、開始時刻、終了時刻ともに通知が発生した時間に設定できます。
タイトルなどはブランクにし、通知の内容(message)がイベント詳細欄に入るように設定します。
これで一応、全ての通知が、通知時刻でgoogleカレンダーに自動登録されるようになりました。
ここからは次のレシピに繋がりますが、通知ループが起きてしまうので、普段使いの端末側ではIFTTTから届く通知は表示させない設定にしてください。
②IFTTT上でもう一つ作るレシピ
(レシピ①によって)googleカレンダーに新たに通知が登録されたら、今度は「OKグーグル、今日の予定は?」という内容の通知メッセージを、別の端末(普段使っていないスマホ)に送るレシピを追加で作ります。
トリガー:google calendar のnew event added
アクション:notificationもしくはemailなど
通知するメッセージ本文を必ず「OKグーグル、今日の予定は?」にすること(重要!)
普段使っていないスマホは、この通知だけを探知できるようにしておきましょう。
③使っていないアンドロイドスマホの音声読み上げ設定
②に用いた使っていないスマホ側は、端末設定で、全ての通知を音声で読み上げてくれる機能であるAndroid Accessibility Suiteをオンにして、IFTTT以外の全ての通知はオフにします。
これで全ての設定は完了です。このスマホ君が、通知を受け取ったら勝手にgoogle homeに話しかけてくれます。
上手くいけばこうなる!
スマホが、突然「OKグーグル、今日の予定は?」とロボットのようなぎこちない声で喋ります。
それを聞いたgoogle homeが、「1件あります」と報告し、IIFTTであらかじめ作られたアプレットによって自動登録されたプッシュ通知の中身を、大変流暢な日本語で読み上げてくれます。
これが本当にできれば、目的は果たせたと言えるんじゃないでしょうか!
ただし、非常に残念なことに、これらの方法はまだ思考実験の段階であり、実証には至っておりません。
しかも、私モメン、実はiphoneユーザー・・・しかしながら、たとえアンドロイドスマホを持っていなくても、それで何ができるかはよく分かっているのです。「こんなことができるんじゃないか」と頭の中に色んなことを泳がせておけば、時としてアイデアは向こうからやってきます。
それに、中古アンドロイド2台調達することぐらい、朝飯前です。
この方法、IOSではできないのか?と当然あれこれ考えましたが、どうやら、IOSのプッシュ通知は、そもそもトリガーに使うことができないようですのでそこで詰みました・・・
またIOSに限らず、様々なSNSも、IFTTではトリガーに使えても、アクションには使えないようブロックしていることが多いです。今のIFTTTは制約だらけです。
googleカレンダーだけは、唯一の例外に近く、IFTTT上で、アクションに使えて情報を吐き出せること、かつgoogleカレンダーはgoogle homeと連携していることが、かなり重要なポイントです。
最近IFTTTのアプレットを見ていると、やはり同じ発想を持っている人がいるのか、Gカレンダーに全ての情報を集約させるアプレットをちらほら見かけます。
それらをうまく活用すれば、さらに色んな便利情報をgoogle homeがその都度喋ってくれるように使える可能性も秘めていると思います。
検証はできておりませんが、この方法がうまく使えれば、新たな可能性が広がる楽しみがありますね。