私は今の会社で定年まで働いても、貰える退職金が少なすぎるため退職所得控除はだいぶ余りそうなのと、どんな状況でも毎月必ず一定額は貯金していることと、年末調整で還付が貰えたら嬉しいだろうという動機から、早々とiDecoを申し込みをしました。
ちなみにiDecoで本気で資産運用したいとは思っておらず、一番はやはり節税メリットを享受したいという判断からです。ここで節税できたお金もうまく再投資に回せたりしたら複利効果があるんですけど、残念ながら年末調整で戻ってきたお金は、お小遣いとしてすぐ使ってしまうでしょう。
私はどちらかというとiDecoは加入希望者に対して手続きをしてあげないといけない側の部署の人間ですので、これら制度については、さすがに詳しくないといけないと思い、いち早く資料を集めて勉強し、立派な人柱になるべく会社で加入第1号になりました。
さすがに資格証明部分を全部自分で書くわけにはいかないので上司にも相談をしましたら、上司もよく分かってはいないながらもハンコだけ押してくれて、というか押させて、ついでに社内でも告知をしようということになり、実際にそうしたのですが、半年以上経っても、まだ次なる加入希望者は現れていません。一応100人規模の社員を抱える会社なのですが・・・
興味がある方もいるみたいなんですが、資料を取り寄せて、読み始めたところで、放置している人がほとんどみたいです。
私も自分でやってみて、「あぁこれは結構、理解するのも手続きをするのも大変だな」と思ったのは確かですが、やると決めたらやるしかないと思いましたよ。
私は証券口座も複数持っていますし、信用口座やNISAも開設してるので、iDecoも勢いで申し込みましたが、そういう経験があるかないかの違いも心理的にはかなり大きいのでしょうか。
やっぱりそういうものに縁がなくていきなりiDecoからっていうのは、慣れない人にはハードル高いかもしれません。iDecoに興味がある方は、ぜひ熱があるうちに頑張って手続きを済ませてしまうことをお薦めします。
新聞メディアでこれだけ取り上げられてて、ネットなどを見ていると世間では沢山の方がすでにidecoに申し込みされているようですが、そもそも「興味を持つ人」と、「まったく興味を示さない人」の壁がかなり厚いような気がします。
大手企業に勤められている方の方が、やはり資産運用なども意識が高く、中規模の会社などでは金融リテラシーが浸透していない関係から、そもそも興味を持つ人が「稀」な存在なのかもしれません。非常に寂しい限りです。
会社でiDeco応募者ゼロ記録は果たして何日続くでしょうか・・・楽しみです。