経理あれこれ

暇すぎ経理職はパワハラと無関係か?いやそんなこともないよ

投稿日:2019年7月6日 更新日:

どうモメンです。

久々に仕事関係の話題を投稿したいと思います。

本日は世間でも大きな注目を浴びるようになってきているハラスメントの問題について。

経理でありそうなハラスメント

過大な要求・・・十分な情報を与えず新人に年次決算を一人でやらせる

よほど経験豊富な中途採用の転職者でもこれは簡単なことではないと思います。

 

過少な要求・・・人員が不足しているわけでもないのに、経理のことを何も分かっていない幹部が、ハイスペックの経理新人をうっかり採用してしまうとどうなるか・・・先輩社員は自分の仕事を新人に引き継ぎはせず、新人は放置され、「草むしりでもさせておけ」となるストーリーが見えますね。

 

・人間関係からの切り離し・・・「経理はコミュ障が集まる部署」みたいな偏見・レッテルを、幹部が社内で吹聴していたりするような職場、いかにもありそうな気がします。どの部署の人間にも敬意を払わなければいけませんね。

 

あとは、職種が固定されている職場で、10年、20年と経理一筋でやってきた人間をいきなり営業部に配置転換させるというパターンなどは、個々に様々な背景・事情があってのことで、何とも言えませんが、とても強引な印象を受けますし、あと5年、10年後にはこういうのもパワハラ認定される時代になる可能性はありますね。

 

実際に経理職として経験した事案

パワハラというよりトラブル事案なのですが、かつて酷いものがありました。

とある幹部が「経理が会計処理を勝手に変えて会社に損害をもたらした」と社長も出席する経営幹部会議で突然騒ぎ出したのです。

これが全くの寝耳に水の話で、経理としてはその幹部本人と半年前に直接やりとりをして、綿密な話し合いの末に行った変更処理だったにもかかわらず、時間が経ってそのやりとりを幹部が完全に忘れて、「相談なしに勝手にやった。重大な事案だ」といきなり騒ぎ出してしまったのです。

この時はさすがに、「事実と全く違う」と怒りの長文反論メールを書いて送り返し、真相はこうだったと長々と説明したところ、例の幹部側にとっても寝耳身に水だったようで「私の勘違いでした、大変申し訳ありませんでした。私が忘れていただけでした」と他の幹部全員と私に謝罪を申し入れてきてなんとか事なきを得たのですが、どうしてあのような勘違いが起きてしまったのか、不思議でしょうがありません。

(私ならそういうミスをやりそう、または理不尽に対して忽然と反撃するタイプではないと思われていたのでしょう)

後日、その幹部にこっそり言われました。「あの時すぐ反論してくれてて良かった」。

まぁそうだろうと思いました。もしそうしなかったら私もあの後どんな酷い目にあっていたことか、想像したら恐ろしいですからね。誤解は晴れても、気分がいいものではありませんが・・・。おそらく、その幹部は、パワハラ的な気質を持っていたのだろうと思います。「これは厳しく叱責してやろう」と、あまつさえ叱責する理由を探しにいこうとするぐらい嗜虐的な悪趣向の人間じゃないとこういうミスを起こすことはないと思うのですが・・・どうも、身から出た錆という言葉がつい浮かんでしまいます。

まず他人を厳しく糾弾する際には、「思い違い」「勘違い」がないか一歩踏みとどまってみる謙虚さは必要だと学びました。仮に本当にミスであっても、悪気があってやっているケースなんて今時ほとんどありませんから。

どちらかというとそれまで私は控え目な印象の社員だったかと思いますが、この件で、「理不尽が一線を超えると本気で撃ち返すヤツ」と周囲に認識してもらえてその後は敬意を払って接してもらえるようになったので本当に良かったと思いました。実はこれがパワハラから身を守るのに有効な防御術らしいのです。パワハラ気質の人間というのは常にターゲットを探しにいきますから・・・キレさせたらヤバい奴と思わせておくのが一番です。

 

 

子供の頃よく先生に誤解が元で怒られ、反論することもできず泣き寝入りして次第に学校嫌いになってしまったことがあったのを思い出します。

とりわけ経理はお金を扱う仕事なので、解釈や意思疎通に齟齬がないか普段から注意はするものなのですが

 

経理と企業コンプライアンス

経理という職種にとって企業コンプライアンスはとても重要なものであると考えています。

ただし経理にとって重要な企業コンプライアンスというのは単に経理担当者が職業倫理を遵守する、法令を順守することの重要性という意味には留まりません。

経理担当者自身もまた、そのような厳格な企業コンプライアンスが整備されている環境で仕事ができるかどうかが非常に重要であるということを、ここでは協調しておきたいと思います。

私は大学時代に、恩師によくこう言われました「経理やるなら、何としても治安の良い会社で働けよ。じゃないと、危ないぞ」

この指摘はこれ以上ないほど実に単純明快に経理という仕事の本質を捉えていると思います。

しかし私が入社した会社というのは、当時ブラック企業でした。

自分が内定をもらった会社がホワイトかブラックかなんて、外から知る機会は限られています。どんなホワイト企業に就職しようが同僚や上司がパワハラ野郎だったら、環境はブラックですからね。

私の入社した会社は、同僚や上司ではなく社長が独裁暴君タイプの最も最悪なパターンでした。

悪い業績を上司に報告し、その上司が社長にそれを見せると「こんな数字を俺に見せるな!間違えるな!」と怒号が飛んでくるのが聞こえてくるのです。

そしてそれを聞いた先輩が、「あれ、建前上は社長は上司に叱っているけど本当はあなたを叱っているんだからね」と意味不明なけん制してくるわけです。

あの頃は本当に精神を病み、阪神の藤波投手のような状態になっていました。いつしか、あたりまえにできたことができなくなりノイローゼで仕事上ミスを頻発するようになってしまったのです。

思い出すと胸が苦しくなります。私の場合は社長も怖かったですが意味不明にイビってくる先輩にもかなり精神消耗させられました。まぁどちらもパワハラですよ。

これは10年前20年前の出来事ではなくほんの数年前のことだったというのが信じられませんね。

あの時転職しなかったのは、最後の正常な判断力を失っていたのか、はてさてまだかろうじて希望があったからなのか・・・

結果的には、その悪夢のような状態は、青天の霹靂のような経営者の交代劇によって収束を見たのでした。いわゆる日産ゴーン劇場が、数年前にも私が勤める会社でも起きたのです。(余談ですがこの話題だけで本が一冊書けそうな勢いです笑)

新しく就任した社長は、コンプライアンスを重視し企業風土改革に熱心に取り組んでいて私の経理として働く環境もずいぶん変わりました。まだまだ大企業に比べると内部統制整備は遅れていますが、監査役からアドバイスを貰いながら着実に進んでいってると感じます。

経営者が変わらなければ、私は辞めていたと思いますし辞めることが正解だったと確信しています。

 

「経理やるなら、何としても治安の良い会社で働けよ。じゃないと、危ないぞ」

 

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アニマル好きな経理職。クールに装いながら、たまに新聞記者並みに時事問題とか語りたい系。

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