今年も残すところわずかとなりました。
私は総務部門で働いているので、idecoについては、会社の資格証明部分の記入をしなければならない立場です。
「〇〇さんが申し込んできた」というようなことを社内で他人に話したりすることはありませんが、本人も隠してはいないでしょうから、もし聞かれれば、「申し込んでる人いますよ」程度には話題にするぐらいはあるかもしれません。
しかし、残念ながら、これまでそのような会話は社内でほとんどありませんでした。
何故なら自分以外に申込者がいなかったからです。
中小企業では誰もidecoに申し込まない、この現実はややショックですね。
もちろんidecoについては全従業員に向けて説明や公示はしています。その後テレビやらでも取り上げらえるようになりましたし、耳にする機会も増えてきましたので、100人以上の会社で数人ぐらいは・・・と思っていたのですが。
idecoの申込に消極的な理由を明確にお持ちの方もいるでしょうし、会社でパートタイマー以外の全て従業員の人に誰もが必ずメリットがあると説きたいわけでもありませんが、せめてあともう一人ぐらい申し込んでくると思っていたのに・・・。
「資料取り寄せた」という声は、わずかに聴きました。でも、そこから先に行かない・・・。ここらへんが中小企業の壁・・・
人々のマネーに対する関心は、稼いでいるサラリーの給料の額に比例するのだろうと思います。大手企業で高い給料を貰っている人ほど関心が高いのはあたりまえです。
でも私は、絶望のどん底で、裸一貫のすかんぴん状態の時でさえ、マネーをあきらめてはいなかったですけどね。仕事がなくて、貯金が底を尽きそうになっていた時さえ、マネーの勉強は怠りませんでした。
私は現在、中小規模の事業会社に勤めています。決して高い給料を貰ってはいませんが、別の面では楽もできています。高い給料を貰うために、楽を削って日常不断の努力をし続けることが正解とは考えていません。
このような中規模の会社でも、他の社員の懐事情について、どちらかというと感心があるですが、あまりに生々しい内容ゆえにそのような話題をわざわざ口に出すことは滅多にはありません。
私も副業や投資の趣味の話は、本当は大好きなんですが、やはりそこは「見ざる言わざる聞かざる」三猿の投資格言を胸に誓って、社会人としては礼儀礼節を守っております。
ただ大学の友人などが集まると、みんな金融リテラシーが高いのでそういう話で盛り上がって非常に非常に刺激を受けることがあります。
「意識高い系」は意外と多いですね、私の同年代の友人たちは。
やはり豊富な金融知識を持っていながらもリーマンショックを経験し色々妥協した末に働いている子が多いので、働くことに対する考え方や価値観など、似通っているなと思います。アメリカのミレニアルズ世代の話を聞くと非常に共感できる部分は多いです。
話がそれましたがidecoについて、来年の今頃はさすがに、2,3人ぐらいは・・・と期待しています。